ニューボーンフォトの人気の高まりを背景に「ニューボーンフォトグラファー」という仕事が気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ニューボーンフォトグラファーという仕事に迫ります。
「ニューボーンフォトグラファーになるには?」「どのような働き方がある?」「収入はどれくらい?」といった疑問を解消する内容となっています。
ぜひ参考にしてみてください。
ニューボーンフォトの基礎知識
ニューボーンフォトとは
ニューボーンフォトとは、新生児期28日間の赤ちゃんを撮影することを指します。
その内、生後2〜3週間位の赤ちゃんは、お母さんの胎内にいた頃の状態に近く、神秘的で愛らしい姿を写真に収めることができます。
ニューボーンフォトの起源
海外では、親族や友人に対して、産まれた赤ちゃんの写真を載せ、はがきや手紙を送り出産報告をする文化があります。
日本でもSNS上でニューボーンフォトを用いた出産報告が増えたことから流行り始めました。
ニューボーンフォトの魅力
赤ちゃんの産まれたてに近い姿には、新生児特有の可愛さがあります。
この時期の成長スピードは速く、あっという間に終わってしまうものです。
後に撮影しなかったことに後悔する方も少なくありません。
ニューボーンフォトを撮影することで、出産の感動や新生児の一瞬を記録として残すことができます。
ニューボーンフォトグラファーになるには?
独学もしくはセミナー等で専門知識を学ぶ
ニューボーンフォトは、新生児を撮影するため、カメラの知識だけではなく、新生児の扱い方、医学的知識、安全性の確保も必要になります。
カメラマンは正しい知識を学ばなければいけません。
近年、ニューボーンフォトグラファーを目指す方に向けて専門知識と技術を学ぶことができるアカデミーやワークショップが登場しています。
有名なニューボーンフォトグラファーが開催するセミナー、産婦人科と連携しているセミナーなど内容の種類は多岐に渡ります。
受講内容によって費用は異なりますが、決して安い費用ではなく、目指すキャリアと照らし合わせ、受講することをおすすめします。
資格は不要
ニューボーンフォトグラファーになるために必須となる資格はありませんが、団体や個人が主催するアカデミー、ワークショップなどの講座を受講することで、受講証明する認定証や資格を取得することも可能です。
資格取得をすることで資格発行元から活動のサポートを受けることができるといったメリットがあります。
フォトスタジオで働き経験を積む
大手のフォトスタジオでは、仕事内容がマニュアル化され、未経験の方も採用しています。
研修が充実しているので、初めての方でもプロの知識を学ぶことが可能です。
将来的に独立やフリーカメラマンに転身を考えている方にとって、フォトスタジオでスキルを重ねていくことは、キャリアアップに繋がるでしょう。
ニューボーンフォトグラファーの働き方は?
ニューボーンフォトフォトグラファーとして働く場合、フォトスタジオで働くもしくは出張カメラマンとして活動する選択肢があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。
フォトスタジオカメラマンとして働く
メリット
- 雇用が安定している
- 働きながらプロの技術を学べる
- 撮影するお子様と長くお付き合いができることもある
デメリット
- ニューボーンフォトに特化したスタジオの数が少ない
フォトスタジオに就職をした場合、雇用と給料面の安定性があり、プロのノウハウを働きながら学ぶことができます。
現状は、まだニューボーンフォト専門のスタジオは数が少なく、ほとんどのスタジオではお子様のライフイベントの撮影も行なっています。
ニューボーンフォトを専門とするカメラマンは、ニューボーンフォトの撮影後もお宮参り・ハーフバースデー・七五三といったお子様のイベントに寄り添うことができるので、お子様の成長を見届けられるやりがいがあります。
出張撮影カメラマンとして働く
メリット
- ニューボーンフォトフォトグラファーの専門性を高めることができる
- フリーランスとして自由な働き方ができる
- 実力次第では稼げる
デメリット
- 収入が安定しない
- 撮影以外のユーザーとのやりとり、レタッチ、納品等の仕事も行う
育児経験を活かしお母さんの産後のメンタルに寄り添ったフォトグラファーや、助産師経験を活かし医学知識のあるフォトグラファー、その他、保育士経験や、新生児のベビーケアが得意などのさまざまな独自のスキルを活かし、多くの方が活躍しています。
マッチングサイト経由から個人で仕事を請け負うことも容易となり、自由度の高い働き方ができるのもメリットの一つ。
副業としての働き方や育児と両立しながら、空いた時間にフォトグラファーの仕事で収入を得ることも可能であり、実力次第では収入を飛躍的に上げることもできるでしょう。
ただし、素人が簡単に活躍できるわけではありません。
知識と技術を身につける必要があり、撮影機材を揃えるなど参入のハードルもあります。
また、ニューボーンフォトグラファーとして活躍し続けるには、他のカメラマンとの差別化を図るための工夫やスキルを磨いていく必要があります。
ニューボーンフォトグラファーの収入は?
フリーランスで働く場合
ニューボーンフォトの出張カメラマンマッチングサイトの撮影料金相場は20,000円〜30,000円です。
そのうち、システム利用料金などの手数料の目安は35%〜40%です。
20,000円の撮影料金、手数料が35%の場合、13,000円がカメラマンの報酬目安となります。
撮影する件数によって収入は異なりますが、人気を得て依頼が増えれば稼ぐことができるでしょう。
就職する場合
フォトスタジオや写真館のカメラマンの給料は、技術力や地域差によって時給に幅がありますが時給1,000円前後が目安です。
正社員の場合は、平均年収340〜360万円が相場だと言われています。
こちらの記事でもカメラマンの年収や待遇を詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
正社員のカメラマンとして働きたい人必見!正社員求人の特徴を詳しく解説 カメラマン・フォトグラファーの求人の種類は?業務内容や待遇も合わせて解説まとめ
いかがでしたでしょうか。ニューボーンフォトグラファーのなり方をまとめました。
必要となる資格はなく誰にでも扉は開かれています。
現に、赤ちゃんが好きという気持ちから始め、ニューボーンフォトグラファーとして活躍している方もいます!
産まれてきた赤ちゃんとそのご家族にとって、宝物となる写真を撮影する素敵な仕事です。
ニューボーンフォトは近年登場したばかりの新しい撮影ジャンルであり、今後も需要も増していくでしょう。
気になっている方はぜひ挑戦してみてください。