転職の面接は何を聞かれる?これだけは準備しておきたい質問5パターン

転職の面接は何を聞かれる?これだけは準備しておきたい質問5パターン

面接は誰しもが緊張するものです。

準備不足による曖昧な回答では、望む結果を得ることはできません。
自信をつけて面接に挑むため、面接でスムーズな受け答えをするためにも準備が肝心です。

そこでこの記事では、転職の面接で最低限準備しておきたい代表的な質問を紹介します。
合わせて、面接官の質問の意図と、質問に対する回答のポイントも解説しています。

転職の面接前に確認しておくべきこと

企業情報の再確認

面接前に再度、応募企業の事業内容やこれからの事業展開などの企業研究を行いましょう。

面接官が、応募者に準備不足を感じるポイントは企業理解ができていないときです。

あらかじめ入念な企業研究を行ったという方も、改めて確認を行うことで、最新の企業情報を得られる可能性があります。

話す表情や姿勢をチェック

清潔感を意識し、身だしなみを整えましょう。
面接の回答内容だけでなく、受け答えの仕方、表情、人柄も採否に影響を及ぼします。

第一印象が与える影響は大きいことを念頭に入れておきましょう。

1.自己紹介

自己紹介の重要性

さまざまな「初めまして」のシーンで必要となる自己紹介。
面接の導入時にも「まず始めに、自己紹介をしてください」と言われることはよくあります。

ただ、自己紹介に苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。

転職の面接における自己紹介は、最初の掴みであるため決して失敗はしたくない場面です。

自己紹介が上手くいけば、面接官に興味を持ってもらえ、雰囲気が良くなり、その後も会話が明るく進む可能性が高まります。

質問背景と回答ポイント

面接官が自己紹介を求める背景としてコミュニケーション能力があるかを知りたい」「簡潔に自分自身を説明できるのかプレゼンテーション能力を見たい」という2つの意図があります。

面接官の意図を意識し、第一印象が良くなる話し方や表情に気を配り自己演出しましょう。

自己紹介は、要点を意識し、1分程度にまとめ簡潔に話します。
下記のような構成で組み立てるとよいでしょう。

  • 挨拶
  • 氏名などのプロフィール
  • 職歴の概要
  • 締めの言葉

まず、冒頭で「このような機会をいただきありがとうございます」と一言お礼を述べましょう。
早々に自己紹介を始めるより、挨拶やお礼があるだけで落ち着いた印象を与えることができます。

職歴については、実績を端的に伝え、応募企業との接点を加えられるとよいでしょう。

そして、最後の結びで意気込みを伝えます。

2.現職(前職の)仕事内容に関する質問

質問例

  • 職務経歴を説明してください
  • 現職(前職)での実績もしくは学んだことを教えてください
  • これまでのキャリアを当社でどのように活かせますか

質問背景と回答ポイント

これまでの仕事内容を確認することで「応募者のキャリアと応募職種が合致しているかどうか」「即戦力かどうか」を見ることができます。

回答ポイントは、これまでの仕事内容を事実ベースに説明し、実績や他者からの評価を盛り込んで伝えます。

その結果、応募先の企業でどのように貢献できるのかを説明しましょう。

また、どのような考えを持ち、目標に掲げて仕事に取り組んできたのかを伝えることで、自発的で主体性を有していることのアピールができます。

3.退職理由に関する質問

質問例

  • 前職の退職理由は何ですか
  • 何を基準として転職先を選定していますか

質問背景と回答ポイント

面接官が退職理由を聞く意図は「入社後すぐに辞めてしまうのではないか」「何か問題があったから退職したのではないか」といったリスクを確認するために質問します。

同時に、退職理由を確認することで応募者の仕事に対する価値観やモチベーションが分かります。

回答ポイントは、できるだけネガティブなイメージを払拭し、前向きな表現にすることです。
そして、長期的なキャリア形成において、今回の転職がどのような意味を持つのか伝えましょう。

4.志望動機に関する質問

質問例

  • 当社に興味を持った理由を教えて下さい
  • 他に応募されている企業はどんな企業がありますか

質問背景と回答ポイント

志望動機は、入社意欲の有無や志望度の高さを確かめる質問です。

回答ポイントは、企業研究をしっかり行い応募先企業のどのような点に魅力を感じたのか、なぜ応募先企業で働きたいと思ったのかを明確に答えましょう。

曖昧な志望動機であったり、どの面接でも使い回せるような回答はNGです。
募集要項しか確認せず、企業研究を怠っていることが一目瞭然です。このような回答では、入社への意欲が感じられません。

また、他の企業の選考状況を問う質問では、「仕事に対する価値観や一貫性があるか」を面接官は知ることができます。
転職の軸をアピールし、他の企業との違いや魅力を伝えられるとよいでしょう。

   

5.素質を見極める質問

質問例

  • ビジネス上の成功体験・失敗体験を聞かせてください
  • 困難に直面したとき、どのように乗り越えますか
  • 性格の長所と短所を教えてください
  • 周囲の人からどのようなイメージを持たれていると思いますか

質問背景と回答ポイント

応募者の性格や自己理解に関する質問です。

成功体験・失敗体験を問うことで、成功体験の有無、ビジネス上のスキルレベル、職務遂行能力の有無を判断することができます。
一方、失敗体験からはトラブルの乗り越え方やストレス耐性を見ることができます。

回答ポイントは、成功体験では成功に至るまでの過程や工夫した点を挙げ、失敗談はどう乗り切ったか、そこから何を学んだのかを伝えましょう。

性格の長所・短所や周囲からのイメージを問う質問では、自己理解ができているかどうかが分かります。

面接官は単に応募者の優れている点・弱点を知りたいのではなく、自身の強み・弱みを客観的に理解しているかどうか本人の自己評価や人間性を知るためです。

性格の長所は応募職種の特性に合わせ、仕事に関連する事柄を選びましょう。
短所の回答は、トラブルを予測させるような内容を避け、短所を克服するために行なっていることも伝えます。

そして、周囲からのイメージは、人間性を説明するだけではなく、職場への適応力を有していることのアピールに繋げて回答しましょう。

まとめ

転職の面接前に最低限準備しておきた質問をまとめました。

この記事で紹介した質問は、転職の面接で定番とされる代表的なものです。

質問の言い回しが異なったとしても、面接官が知りたい意図を理解していることができれば、面接官が求めている回答をすることができます。

事前準備を固めることで、いつも以上のパフォーマンスを発揮することができるでしょう!