【フォトスタジオ・着物振袖業界版】転職時の履歴書作成のコツは?未経験の方でも安心!

ライフイベント業界への転職時の履歴書作成のコツは?

転職を目指している方は、まずは書類選考に通過するために、採用担当者に響く履歴書を作成する必要があります。
書類選考に通過できて、はじめて面接の場で自分の想いを採用担当者にぶつけることが可能です。

しかし、異業種から転向する場合、自分の能力をどのようにアピールしたらよいかわからない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、「履歴書や職務経歴書の書き方は?」「どんなことを書けばよいかわからない」「そもそも書くことがない!」と悩む方に向けて、「フォトスタジオ・写真館」「呉服・振袖」業界に特化した履歴書・職務経歴書の書き方を解説していきます。

履歴書の基本

まずは、採用に繋がる正しい履歴書の基本項目・書き方を確認しましょう。

1.基本項目

履歴書の基本項目に書く内容は、どの業界でも同じです。

名前やメールアドレス、性別、住所などを記載しましょう。
手書きで作成する場合、字から人柄を読み取れることもあるので、文字に自信のある方は手書きの方が評価されるでしょう。

ただし、以前は手書きの履歴書が一般的であり、アピール力が強いとされていましたが、今日ではPCで作成した履歴書の方が読みやすいという意見や、WordやExcelなどPCの基本的なツールを問題なく使えるというスキルの証明になります。

2.スキル

スキルは、具体的に記載することが大切です。

例えば、「対人スキル」「販売スキル」とだけ書く場合は、一般的なコミュニケーション能力と販売経験があることしかアピールできません。
これでは、他の転職希望者と同列になってしまいます。
「企画力」や「柔軟な対応力」、「プラス1点を購入いただく能力」など、少しでも希少性が高いスキルを記載しましょう。

また、経験によって得たスキルについて具体的なエピソードがあれば、より一層アピールできます。
例えば、社内の賞の受賞経験、ロープレ大会の優勝経験などがあれば、記載した方が説得力があります。

3.自己PR

「フォトスタジオ・写真館」「呉服・振袖業」業界への転職では、他の業界と同じく経験が重視されます。
どこで、どのような経験を積んできて、それをどうやって活かすのか具体的に伝えることが大切です。

また、経験の中でどのような感情が芽生え、自分をどのように変えたのかを記載することで、成長に対して意欲的で、今後も成長が期待できることをアピールできます。

自己PRは面接で伝えるものではありますが、履歴書に詳細な自己PRを記載することで、採用担当者から「実際に会ってみたい」と思ってもらえるでしょう。

4.志望動機

履歴書の中で、職歴に次いで採用担当者が重要視をしている項目です。
充実した志望動機を作成するために、しっかりと練る必要があります。

まず、志望動機は、その企業特有のものでなければ採用担当者には響きません。
企業は「たくさんの同業他社がある中で、なぜ当社を選んで働きたいのか」を知りたいからです
採用担当者から「それなら別の企業でもいいよね?」と質問されたときに返答できなければ厳しいでしょう。

そのため、入念な企業研究が欠かせません
企業のコンセプトや理念、将来性や目指していることを確認し、その企業に特化した志望動機を作成しましょう。

志望動機がまとまらない場合は、実際にその企業が運営する店舗に行ってみてもよいかもしれません。
実際に呉服店や振袖ショップを利用したり、写真館やスタジオで写真を撮ってもらったりすることで、志望動機ができる可能性があります。

5.資格

転職先と関連のある資格から順に記載します。

関連のない資格でも、普通自動車免許や国家資格、PCスキルの認定資格、語学の資格などアピールできる可能性があります。
取得した資格が転職先で、どのようにしたら活かせるかメリットを考えてみるとよいでしょう。

6.証明写真

証明写真では、第一印象が判断されます。
お客様と接する仕事なので、好印象を与えるためにも、清潔感を心掛けましょう。

職務経歴書の基本

履歴書と一緒に提出する職務経歴書も、企業にアピールする資料の一つです。

職務経歴から即戦力として活躍できるか判断されます。
単に、前職の経験を並べるのではなく、具体的な内容を記載しましょう。

異業種から転向でも、前職の経験をアピールすることが大切です。
例えば、前職が営業職であれば、販売職やカメラマンにも通じるスキルが身についています。

そのため、別の職種だからといって遠慮せずに、これまでの経験を記載しましょう。
「営業成績トップになりました」、「私の営業ノウハウが社内で共有されたこともありました」など、インパクトのあるエピソードを記載することが大切です。

カメラマンの転職はポートフォリオ作成が必須

実務経験のある方や、一定以上のスキルを持つ方は転職時にポートフォリオの提出が欠かせません
名刺代わりとして実績と実力を証明します。充実したポートフォリオ作成が転職を有利に進めるでしょう。

未経験の履歴書作成のポイント

未経験の場合は志望動機がなにより大事!

異業種から転向や未経験の場合、採用担当者の関心は「なぜこの業界にチャレンジしようと思ったのか」興味を抱いた理由です

次に、「異業種からキャリアチェンジであっても、これまでの職歴や実績をどのように活かして、仕事していきたいのか?」という点です。
加えて、採用担当者が入社後の働き方や活躍している姿を具体的にイメージできるかどうかが大切です。

このような要点を押さえて、構成するとよいでしょう。

自己PRで一緒に働きたいと思わせる!

未経験の場合だと、即戦力としてアピールする内容に困ります。
その場合は、他の職種で得た経験をどのように活かせるか、これまでの経験から共通点を見つけ出しましょう。

また、職種・業界に関係なく求められるコミュニケーション能力や、マネジメント能力、問題解決能力といったスキルと関連付けて伝えてもよいでしょう。

実績の他にも、自己PRでは、「一緒に働きたい!」と思わせるため人間性や自分の強みを示すことが大切です

経験不足を補うために行っている活動をアピール

実務経験がない場合、経験不足をカバーするために現在取り組んでいること、努力していることを伝えましょう
資格取得など既に準備していることを伝えることで、向上心や積極的に学ぶ姿勢をアピールすることができます。

ビジネスの基礎力を伝えて信頼を得る

転職時は、基本的なビジネスマナーを持ち合わせていることが前提ですが、これまで社会人として培ってきた基礎力をアピールすることで信頼を与えることができます。

前向きな締めが好印象を与える

最後の締め方を工夫することで好印象を残すことができます
新しいことに前向きに取り組む意欲、将来性が感じられること、入社後に活躍している姿を採用担当者にイメージさせることが大切です。

まとめ

「フォトスタジオ・写真館」「呉服・振袖」業界に転職したい場合、志望動機や自己PRを書き上げることが大切です。

単に写真を撮ることが好きだから、呉服が好きだからではなく「なぜ好きなのか」「なぜこの業界に転職をしたいのか」「入社後にどのようなことを実現したいのか」明るい未来を思い描く、前向きな気持ちを伝えることが大切です。

自己分析や企業研究は、根気のいることですが、履歴書をしっかり作り込むことでチャンスを掴むことができます!