フォトスタジオのフォトプランナーってどんな仕事?フォトウェディングの今後の動向も解説!

フォトスタジオのフォトプランナーってどんな仕事?フォトウェディングの今後の動向も解説!

フォトウェディング(フォト婚)が新しい結婚式の一つのスタイルとして定着している今、「フォトプランナー」という仕事に注目が集まっています。

フォトプランナーとは、ウェディングプランナーが結婚式のプランニングを行うのに対し、フォトウェディングのプランニングを行います。

そこでこの記事では、フォトプランナーの仕事内容を解説します。
合わせて、フォトプランナーのなり方や就職先も紹介しているので、ぜひ最後までお読みください!

フォトプランナーの仕事内容

フォトプランナーは、専門知識を活かし、フォトウェディングをプロデュースしていく職業です。

具体的には、ご結婚されるお二人から目的や要望をヒアリングし、イメージや想いをかたちにします。

ヒアリング内容をもとに、どのようなフォトウェディングにするかコンセプトを決め、撮影場所となるロケーションの設定予算編成衣装・ヘアメイクの打ち合わせを行います。

内容が決定したら、関係各所への連携と調整を行うこともフォトプランナーの大切な仕事。
お二人の希望するイメージを専門スタッフと共有できていなければ、曖昧なまま撮影が進んでしまうでしょう。

フォトプランナーは、カメラマンやヘアメイクアップアーティストなどの専門スタッフと密に関わりを持ち、準備を進めていきます。

フォトプランナーに向いている人は?

人を喜ばせることが好きな人

人の笑顔を見ることが好きな方、誰かのために仕事をしたいと考える方にとっては、まさにフォトプランナーの仕事は天職だと言えるでしょう。

カメラのレンズの先は、ご結婚されるお二人の幸せな笑顔で満ち溢れています。

特別な記念日に立ち会うことができ、感動を共有することができます。

そして、その感動を作るお手伝いができる仕事です。

アイディアを仕事にしたい人

ご結婚されるお二人ごとに、フォトウェディングを行う目的、撮影のコンセプトが異なります。

お二人に合わせた多彩な提案が必要で、希望を実現するクリエイティブな能力が求められます。

アイディアやセンスを活かせる仕事をしたいと考える方に向いているでしょう。

営業力がある人

フォトプランナーは、人の笑顔を見ることができ、幸せのお手伝いをする華やかなイメージが先行しますが、積極的に商品やサービスの提案を行う必要があります。

自社での成約獲得や、売り上げを上げるためはプレゼンテーション能力、交渉力が欠かせません。

営業力に自信がある方は能力を活かせます。

フォトプランナーになるには資格が必要?

フォトプランナーになるために必要な学歴や資格はありませんが、取得しておくことでスキルアップになるフォトプランナーに関連する資格を紹介します。

ブライダルコーディネート技能検定

公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施するブライダル業界唯一の国家資格です。

2018年に新設、ブライダルを担当する者が心得ておくべき基礎的な知識と実践的な実技を問う検定試験です。

ブライダル業界でキャリアを高めていきたい方は取得しておくべき資格です。

ウェディングフォトスタイリスト検定

日本ウェディングスタイリスト協会(JWSA)が主催。
フォトウェディングの知識と技術を証明する検定です。

衣装・美容・写真・空間コーディネートの4つを軸に「ウェディングスタイリスト」の育成と拡大を目的としています。

フォトだけではなく、着付け、ヘアセット、メイクアップ等の知識・技能を修得していることの証明にもなります。

フォトプランナーの就職先は?

フォトプランナーになるには、フォト業界やブライダルの業界に就職することが一般的です。
この章では、フォトプランナーの主な就職先を解説します。

フォトスタジオ

結婚写真に特化したフォトスタジオやフォト専門の企業では、フォトプランナーを募集しています。

専任のコーディネーターとして、フォト知識とウェディングの知識を活かせるため、フォトプランナーとしてのキャリアの専門性を高めていくことができます。

結婚式場・プロデュース会社

フォトプランナーという職種が認知されてきたことにより、結婚式場の他、大手ブライダル企業やウェディングプロデュース会社でも、フォトウェディング専門のプランナーの募集をしています。

フォトスタジオでは、基本的に自社のスタジオを中心に撮影を行いますが、ロケーション撮影やウェディングのプランニング業務に深く携わっていきたいと考える方はより幅の広い仕事ができるでしょう。

フォトウェディングの動向とこれからは?

なぜ今フォトウェディングの人気が高まってきているのでしょうか。

フォトウェディングを選択する方は主にナシ婚と呼ばれる「結婚式を行わない方」「フォトウェディングを結婚式とは別の祝い方として選択する方」2つのケースに分かれます。

その詳細と理由、今後の動向について解説します。

ナシ婚層の増加による需要の高まり

ナシ婚の正確な定義は、入籍はしているが結婚式(挙式・披露宴)はしないという選択をした結婚の形態です。

ナシ婚と呼ばれる方がフォトウェディングを選択する理由は、

  • 入籍のタイミングで結婚式の代わりにウェディング写真を残す
  • 諸事情から結婚式を挙げなかったお二人が記念となるものを残したいと思ったタイミングで、フォトウェディングを挙げる

このような理由からナシ婚と呼ばれる方の多くがフォトウェディングを選択しています。

そして、ナシ婚の割合は年々増加傾向にあり、今後も増えていくことが予測されています。

フォトウェディングの価値観が多様化

一方、結婚式を実施し、別日にフォトウェディングを挙げる方もいます。

  • 撮影そのものをセレモニーとして挙式・披露宴とは違う祝い方ができる
  • 結婚式とは違う衣装を着て写真を残せる
  • 結婚式当日のウェルカムボードや映像演出に使用できる
  • ゆっくり時間を掛けて撮影に望める

などの理由から、挙式・結婚式とは違うセレモニーとして選択する方もいます。

新型コロナウイルスの影響で結婚式の延期を余儀なくされ、二人だけのセレモニー「写真だけの結婚式」としてフォトウェディングを選択するケースも選択肢の一つとなっています。

近年ではウェディングの価値観が多様化し、自分たちらしいウェディングの趣向が重視されているため、今後もフォトウェディングに求められる内容は広がっていくでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フォトプランナーの仕事について解説しました。

フォトウェディングは、現代のさまざまな婚姻形式や結婚のセレモニーに自分達らしさを求める流れの高まりを背景に今後も更なる多様化が考えられます。

それに伴いフォトプランナーの役割も需要が高まっていくでしょう。

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