着物コーディネーター・アドバイザーの仕事紹介！働く場所ごとの特徴も紹介

和装のプロとして、お客様の魅力を引き出すことのできる着物コーディネーター・アドバイザーは、数ある着物の仕事のなかでも人気が高い職種です。

では、着物コーディネーター・アドバイザーには、どのような活躍の場があるのでしょうか。

この記事では、着物コーディネーター・アドバイザーの働き先や仕事内容、働く場所ごとの特徴を解説していきます。

着物の仕事に興味がある方、呉服店や振袖ショップで働きたいと考えている方に向けて役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

着物コーディネーター・アドバイザーはどんなことをする仕事か

着物コーディネーター・アドバイザーは、ご要望をヒアリングして着物や振袖に合う帯・和装小物を含めたトータルコーディネートを行う仕事です。　

使用する目的・色の重ね方・季節に合わせた柄選び・帯の種類や素材など、着物には着こなし方があります。
お客様からさまざまな質問を受けることでしょう。
プロの視点でアドバイスを行っていきます。

成人式を控えたお嬢様とそのご家族に対して、お好みやご要望に合わせた振袖選びのお手伝いをします。

数ある振袖の中から納得の一着を探すサポートをします。
振袖に合う帯の色や柄の選び方などスタイリストとしてアドバイスも求められるでしょう。

衣装のお手伝いだけではなく、成人式に向けて着付け、ヘアメイク、前撮り撮影のプランニングを行うことから「振袖プランナー」と呼ばれることもあります。

各年の新作振袖や人気の色・柄といった最新のトレンドをおさえ、お嬢様とそのご家族へ幅広いアドバイスができるとよいでしょう。

地域に根差した呉服店や、何百年と続く老舗の呉服店などがあります。

職人が作り上げた質の高い着物を数多く取り扱い、お客様も本物志向の方が多く、老舗呉服店の着物コーディネーター・アドバイザーには豊富な知識が求められます。

呉服店では、着物を購入して頂いた後のアフターフォローも手厚く、メンテナンスやクリーニングの相談も受け付けています。

一回きりではなく、世代を超えて末永くお付き合いができる喜びがあるでしょう。

成人式の振袖、卒業式の袴、結婚式の振袖、色留袖、訪問着といったハレの日の衣装のレンタル・販売をします。

若い世代の方には、着物を着慣れていない方や着物の知識がない方も多くいることでしょう。
安心して着物を着用できるように丁寧にサポートしていくことが求められます。

結婚式で着用した色留袖や訪問着をきっかけに、着物の奥深さに魅力され着物を学んでいく方も少なくありません。
着物を着たいと思った方に、着物を着る楽しさや喜びを伝えることができます。

浅草や京都といった観光地では、着物のレンタル専門店が増え、若い女性や外国の方が着物を着て街を散策する姿をよく目にするようになりました。

このような若い世代や外国の方へ向けて、日本の着物文化を発信し、魅力を伝えられるやりがいがあるでしょう。

外国の方に向けて接客をすることもあるので、英語や中国語など外国語を話せる方は語学力を活かせます。

お客様のさまざまなライフイベントに寄り添ってサポートすることができます。

節目のお祝い事は、ご本人にとってもそのご家族にとっても、人生の一大イベントです。
こんなにもご家族の歴史に携われる仕事はなかなかありません。

着物を通して、ご家族の繋がりや、お客様が美しく輝いていく姿を見届けることができるのはこの仕事の醍醐味だと言えるでしょう。

着物の着方がわからない世代が増えていくなか、着物コーディネーター・アドバイザーは、日本固有の伝統文化を引き継ぐ担い手として、後世に伝承していく使命を担っています。

近年では、海外からの着物に対する関心も高まり、日本の伝統的な衣装「KIMONO」は、国際的にも通用する存在です。日本の意匠を未来につなげていく仕事です。

インセンティブや報奨金制度を設けている企業では、店舗や個人の目標達成に応じて結果が給料に還元されやすいです。結果をきちんと成果として認めてくれる体制が整っています。

着物の知識と教養だけではなく、立ち居振る舞いや着物の所作を身につけることができます。

美しい着物に触れることで審美眼が養われ、美的な感性も磨かれていくことでしょう。

着物コーディネーター・アドバイザーの仕事を解説しました。

着物を通して、お客様の美しさを引き出し、お祝い事を共に喜ぶことができる仕事です。

着物の価値が見直されているなか、今後も着物コーディネーター・アドバイザーの仕事に注目が集まるでしょう。

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