一口にフォトスタジオといっても、さまざまな種類があり、各形態によって特徴が異なります。
この記事では、フォトスタジオの種類、それぞれの職種や具体的な仕事内容を解説していきます。
フォトスタジオの求人を見つける際のポイントも紹介しているので、スタジオの仕事に興味がある方、転職を考えている方におすすめの内容です。最後までお読みください。
フォトスジタオの種類、それぞれの求人の特徴
フォトスタジオによってコンセプト、来店されるお客様層が異なります。
各スタジオの特徴を解説していきます。
キッズフォト
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる姿を撮影するマタニティフォトから始まり、ニューボーンフォト・お宮参り・七五三・入園入学・成人式といった人生の大切な節目を撮影します。
カメラレンズの向こう側は笑顔で溢れているでしょう。ご家族の宝物として残る写真を撮影していきます。
お子様の撮影がメインであるため、子供が好きな方、人を喜ばせることが好きな方を歓迎する求人が多いです。形態も多様化していて、大手チェーン店のスタジオ・自然体な写真が撮れる一軒家型のフォトスタジオ・テーマに特化したユニークなスタジオなどさまざまです。
ウェディング
結婚式当日の他、前撮り撮影、ウェディングフォトを撮影します。
ウェディングの写真は、多幸感に溢れています。
人生に一度の晴れ舞台の撮影では、決して失敗が許されないプレッシャーがありますが、感動の場面に立ち会うことができ、幸せな感情に触れることができるのはブライダルカメラマンの醍醐味だと言えるでしょう。
撮影技術も必要になりますが、お客様のお祝い事を自分事のように喜べる方や、その場に自然に馴染む必要があるので人当たり良さを重視する求人も多いです。
成人式
成人式の前撮り（後撮り）や、写真だけを残したい方に向けて、成人式の振袖姿を撮影します。
成人式の撮影に特化したスタジオや衣装屋に併設されているスタジオ・衣装屋と提携している写真館で撮影ができ、大手のフォトスタジオでも振袖のレンタル・ヘアメイクのプランが充実しています。
着慣れない振袖を着て緊張するお嬢様の気持ちをほぐし、美しく輝く姿を写真に残していきます。
物撮り
主にECサイトに掲載するための商品を撮影します。
撮影した画像の編集工程もカメラマンに求められるので、撮影技術だけでなくレタッチ技術も必要とする求人が多いです。
モデル撮影
雑誌や広告に掲載するためのモデル撮影をします。有名なファッション雑誌のカメラマンやヘアメイクの仕事に憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。
表立って求人情報が出ることは少なく、アシスタントを経て仕事を獲得していくケースが一般的です。
募集している職種とその仕事内容
カメラマン・フォトグラファー
カメラを使って被写体を撮影する仕事です。
撮影する被写体と使用する目的によって、必要となる能力が異なりますが、どのカメラマンにも共通していることは、構図・ライティング・タイミングを加味して、最高の一瞬を切り取ってかたちに残すことです。
撮影技術だけでなく、プロのカメラマンは、リラックスした自然体な表情や、とびっきりの笑顔、ビシッと決めた真剣な表情といったシーンに即したふさわしい表情を引き出すことが上手です。
レタッチ技術も求められるでしょう。
ヘアメイク
和装・洋装に合わせたヘアメイクを行います。
上記の通りスタジオによってお客様層が異なり、キッズフォトスタジオではチーク・リップのメイクアップと編み込みなどのヘアアレンジがメインです。
成人式の写真撮影をするスタジオやウェディングの撮影では「こうなりたい！」といったお嬢様・新婦の要望を適切に再現する技術が求められるでしょう。
スタジオによっては、ヘアメイクと同時に衣装のサポートを行うこともあり、トータルしてお客様の「かわいい」や「美しい」を引き出して輝かせる仕事です。
スタジオアシスタント
フォトスタジオのアシスタントは、カメラマンのアシスタントやフロント業務全般を行います。
来店されたお客様のご案内・衣裳合わせ・撮影時のポージング指示・撮影したお写真のセレクトといったスタジオ運営に関わる一連のサポートをします。
さまざまなスタッフと連携しながら進めていく必要があるでしょう。各スタッフの仕事を支える欠かせないポジションです。
希望するフォトスタジオ求人をみつけるためのポイント
転職理由を明確にする
人それぞれ転職をする目的が異なります。「キャリアアップをして年収を上げたい」「キャリアパスを変えて新しい挑戦をしたい」「企業方針に共感できる企業のもとで働きたい」などさまざまです。
転職理由を掘り下げて考えることで、転職先の企業を探すときに譲れない条件や重視する条件が見えてくるでしょう。
具体的なキャリアプランを考える
キャリアプランとは最終的な目標から逆算をしてアクションを設定することです。
キャリアプランを設定して、どのスタジオなら目標に辿り着けるのか考えてみると自分に合った仕事が見つかりやすくなるでしょう。
キャリアプランを軸にすることで、次に就くべき仕事を考えられます。
視点を変えてみる
仕事を選ぶ際、「やりたいこと（Will）」「できること・得意なこと（Can）」のバランスを考えましょう。
やりたい（Will）は、夢・希望を意味し、できること（Can）は、得意・スキルを指します。
どちらかの視点に偏って考えるより、双方の視点で判断することができれば、自分に合う適職に出会える可能性が高まるでしょう。
また、転職希望先の職場で何が求められているのか「使命・やるべきこと（Must）」を考える視点を持つことも大切です。
まとめ
フォトスタジオの最適な求人を見つけるためのコツとポイントを紹介しました。
やみくもに求人を探すのではなく、この記事で紹介した通り、スタジオによって求められるスキルが異なります。
まずは、自己分析をしたうえで、どのようなスタジオを希望するのか、撮りたい写真のイメージなど明確にしてみましょう。
ただし、あまりこだわりすぎることなく職場に順応していく心構えも大切です。
やってみなければ、わからないこともあるかもしれません。少しでも気になる求人情報に出会えたら挑戦していきましょう！
